東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)で連覇を狙う青学大が19日、神奈川・相模原キャンパスで練習を公開した。

 原晋監督(48)は今年度の箱根駅伝に臨むチーム方針を、ハッピー大作戦と位置付けており、小椋裕介(4年)は抜群のエピソードを添えて会見を盛り上げた。「実は去年はいろいろありましてハッピー指数は0でした。今年は私生活も、日常生活も含めてハッピー指数は95です」。昨年はクリスマス前に彼女と別れて、つらい年末。一転、今年は3月に交際がスタートした新しい彼女に、今月に入って手製のマフラーとアップルパイをプレゼント。「涙流して喜んでくれました。良かったです」と、プライベートネタ満載のトークで、報道陣をくぎ付けにしていた。

 ◆ハッピー指数 青学大の原監督は今大会の作戦を「ハッピー大作戦」と命名した。11月の全日本で敗れ、沈滞ムードが漂ったチームに危機感を覚え、選手のテンションを上げ、前向きで明るい大学のカラーを取り戻すべく名付けた。ハッピー指数とは現在の幸福度を表したもので、原監督は「現在は85%。箱根では200%にしたい」と話した。