日体大は7位で2年ぶりにシード権を獲得した。愛知・豊川工高を強豪校に育て上げ、昨年3月に就任した渡辺監督は「調子のいい悪いはあったけど、最後まで諦めずに走った。成長を感じる」とほっとした表情を浮かべた。

 往路は13位と振るわなかったが、山下りの6区で秋山が区間新記録をマークした。五輪マラソン代表の谷口浩美ら名選手が力を発揮してきた日体大伝統の区間で一気に浮上した。

 殊勲の3年生は「後半に(疲労が)残るので、下りでもブレーキをかけないようにした。タイムを知って信じられない気持ち」と前回区間4位の経験を生かし、爽快に笑った。