97、98年大会を連覇している神奈川大は13位に沈んだ。9区大野(2年)が制限時間に間に合わず、10区大川(2年)が待ち受ける鶴見中継所を目前にして、繰り上げスタートとなった。レース後も泣き腫らした大野は「タスキをつなぐことしか頭にありませんでした。言葉になりません。距離は、10メートルはないくらいでした」と、届かなかった場面を振り返った。

 レース後の大後監督は落ち着いた口調ながら「あれだけ屈辱的なことはない。同じ大学生です。恥ずかしい限りです」と、10区間を通じて力負けした現実を淡々と振り返った。10区間のうち、区間10位以内に入ったのは2区間のみ。「シード権を取りたいなとは思いますが、いろいろ足りませんね。やり切ったと思った中でのこの結果です。力の差を感じました」。