大学駅伝シーズン開幕を告げる出雲全日本大学選抜駅伝(9日午後1時5分号砲、6区間45・1キロ)の開会式が9日、島根・出雲市民会館で行われた。

 07年東海大以来、10年ぶりの大会3連覇を目指す青学大の原晋監督(50)は「2年連続3冠で、箱根4連覇してこそ真の王者で陸の王者。今回は“陸王大作戦”」と恒例の作戦名を発表しながら、今大会の3連覇を宣言した。

 昨年度の箱根3連覇メンバーが6区間中4人エントリー。春からチームの調子がピリッとしなかったが、駅伝シーズン開幕直前にV字回復した。9月30日に大学内で5000メートルのタイムトライアルを敢行。出場20人のタイムの平均は14分3秒と高レベルなものだった。原監督は「(シーズン)直前のタイムトライアルでは史上最速じゃないか」と手応えをつかんだ。春から「優勝」の2文字を封印してきたが「ここにきて(2年連続の3冠を)しそうな雰囲気が出てきた」と力強く言い切った。

 大学駅伝開幕の今大会3連覇でロケットスタートを切る。そして全日本(来月5日)連覇、箱根(来年1月2、3日)4連覇で、大学駅伝の2年連続3冠の快挙を目指す。