福岡国際マラソンで日本歴代5位の2時間7分19秒を出した大迫傑(26=ナイキ・オレゴンプロジェクト)が6日、都内で行われたマニュライフ生命とのスポンサーシップ契約締結会見に出席した。

 20年までの3年間、資金面などでサポートを受ける大迫は「その先のレベルへ挑戦していきたい。サポートしていただくのは心強い」と語った。記録に注目が集まるが、あらためて勝負強い選手を目指す意向を強調。「瀬古さんが現役の頃は勝率が高かった。そういう選手に僕自身もなっていきたい」と15戦10勝のレジェンドを理想に掲げた。

 今年1年を「すごく大きな年。2020年東京五輪へいいスタートが切れたのではないか」と振り返った。今後のレースは未定で、ピート・ジュリアン・コーチと相談しながら、決めていく。「目の前のことをやっていく中で、その次、その次となる」。1日1日を全力で取り組む。その継続が大きな飛躍の糧と信じる。