今夏のジャカルタ・アジア大会の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権20キロ競歩(18日・神戸市六甲アイランド甲南大周辺コース)の有力選手が17日、神戸市内で記者会見し、男子で4連覇を狙う高橋英輝(富士通)は「自分の力を出し切れるようにやっていきたい」と静かに闘志を燃やした。右大腿(だいたい)骨の疲労骨折を抱えるが「良くなってきている」と不安がないことを強調した。

 女子で過去3年続けて優勝の岡田久美子(ビックカメラ)は、昨夏の世界選手権以来のレースとなる。体調不良に陥った時期もあっただけに「元気良く、楽しみたい。復帰レースなので、しっかり歩けるようにしたい」と話した。