陸上男子100メートルの山県亮太(25=セイコーホールディングス)が布勢スプリントを翌日に控えた2日、鳥取市内で調整した。

 「ここまでケガもなく来られた。ベストを尽くしたい」と話した。先月20日のセイコー・ゴールデングランプリ大阪は向かい風0・7メートルの条件下、10秒13で日本勢最高の2位。上体が早く起きてしまったスタートを反省し、改善してきた。調子も上向きだそうで「今年は出ていない(10秒)0台を目標に」と口にした。

 今大会は日本選手権(22~24日)前では最後の実戦。ケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)や多田修平(21=関学大)とジャカルタ・アジア大会(8月)の代表権を争うライバルと対峙(たいじ)する。「負けられない」と闘志を燃やした。