往路2位の東海大の中島怜利(3年)が6区を58分7秒で駆け降り、悲願の優勝に前進した。芦ノ湖のスタート時には1分14秒差あった1位東洋大との差を、1分8秒に縮めた。

自他ともに認める「箱根駅伝マニア」。実家は兵庫・姫路市ながら、中学1年から高校3年まで6年間、正月は箱根駅伝観戦に来ていた。ディズニーランドやスカイツリーなど東京観光には興味を示さず、箱根駅伝を観戦するだけの旅行だった。5区と6区の最高点、標高874メートルの場所で見るのが定番だったという。そんな憧れの舞台。3年連続となった6区で、しっかりと仕事を果たした。