国内招待選手の吉田香織（38＝TEAM　R×L）が日本人最高の6位に入ったが、東京オリンピック（五輪）女子日本代表入りの設定記録2時間22分22秒は破れなかった。ペレス・ジェプチルチル（ケニア）が2時間23分50秒で優勝した。

今大会はMGCファイナルチャレンジで、2時間22分22秒以内の日本人1位で走れば、20年東京五輪の代表権を獲得できる可能性があった。

レース後の会見で笑顔を見せる吉田香織（撮影・河野匠）

6位でゴールテープを切る吉田香織（撮影・河野匠）

日本人トップの6位、2時間35分15秒でゴールした吉田香織は険しい表情を見せる（撮影・河野匠）

優勝のゴールテープを切るジェプチルチル（撮影・河野匠）

日本人2位となる7位でゴールテープを切る吉田香澄（撮影・河野匠）

◆ゴール　ジェプチルチルが2時間23分50秒の独走で優勝を飾った。2位サド、3位オルジラ、4位サヴィナ、5位トゥサ。吉田香織は2時間35分15秒で日本人トップとなる6位の力走だった。

◆４０キロ　ジェプチルチルがトップ独走。吉田香織はきつい様子だが、懸命に力走を続ける。

◆３５キロ　ジェプチルチルがトップ独走で1時間58分51秒で通過。2位サド、3位オルジラ、4位トゥサ、5位サヴィナ（ベラルーシ）。6位で吉田香織が力走。7位チェプコリル（ケニア）、8位吉田香澄。

◆３２・６キロ　ジェプチルチルがスパート。サドが遅れ、独走態勢に。

◆３２キロ　トゥサが遅れ、サド、ジェプチルチルの争いに。

◆３０キロ　トゥサ、サド、ジェプチルチルが1時間42分9秒で通過。オルジラが遅れはじめる。吉田香織は1時間47分32秒の6位で通過した。

◆２５キロ　オルジラ、トゥサ、サド、ジェプチルチルが1時間24分58秒で通過。吉田香織は1時間29分16秒の6位で通過した。吉田香織は沿道の人々や一般ランナーから大きな声援を受ける。

◆２０キロ　オルジラ、トゥサ、サド、ジェプチルチルが1時間7分44秒で通過。吉田香織は1時間11分13秒、順位を1つ上げて6位で通過した。

◆１５キロ　オルジラ、トゥサ、サド、ジェプチルチルが50分34秒で通過。吉田香織は53分5秒、日本勢トップの7位で通過した。

◆１０キロ　オルジラ、トゥサ、サド、ジェプチルチルが33分45秒で通過。五輪設定記録の2時間22分台のペース。吉田香織は35分8秒で7位で通過。吉田香澄はやや遅れた。

◆５キロ　オルジラ、トゥサ、サド、ジェプチルチルが16分48秒で通過。吉田香織、吉田香澄は7位グル－プ。

◆３キロ　5人ほどの外国勢が先頭集団で9分54秒で通過。吉田香織、吉田香澄（24＝ニトリ）がやや遅れて通過。

◆１キロ　外国勢が先頭集団で3分14秒で通過。吉田香織は3分20秒で通過。

◆スタート地点　晴れ渡った空の下、選手が一斉にスタートした。午前9時10分に号砲。天候は晴れ、気温7度、湿度56％、風速1メートル。

いっせいにスタートする吉田香織（中央）ら代表チャレンジャーの部の選手たち（撮影・河野匠）

いっせいにスタートする吉田香織（中央）ら代表チャレンジャーの部の選手たち（撮影・河野匠）

いっせいにスタートするフルマラソン一般の部の参加者たち（撮影・河野匠）

新幹線が通過する中、いっせいにスタートするフルマラソン一般の部の参加者たち（撮影・河野匠）