トヨタ自動車が大会新記録となる3時間51分19で7連覇を果たし、来年元日の全日本実業団対抗駅伝の出場を決めた。

今季から新加入のビダン・カロキが2区(8・5キロ)区間記録を25秒塗り替える快走で、首位に立った。3区(12・2キロ)は、窪田忍が復活を印象付ける34分53秒の区間賞でリードを盤石にした。4区から6区は西山雄介、大石港与、青木祐人と3連続区間新だった。

結局、2位のトヨタ紡織に3分以上の差をつける圧勝。それも、ともに福岡国際マラソン(12月6日)に出場を予定している東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(27)、マラソン自己ベスト2時間7分57秒の藤本拓(31)を温存した状態だった。

佐藤敏信監督は「全員でタスキをしっかりゴールに運んでくれた。ただ、日本一が最大の目標。切磋琢磨(せっさたくま)して、日本一になれるように明日から精進していきたい」。16年以来となる全日本実業団対抗駅伝の王座奪還を誓った。