第97回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に向けて、順大が14日、オンライン会見を行った。

予選会日本人トップの5位、全日本1区区間新のスーパールーキー三浦龍司は「箱根は初めてで強い選手もいると思いますが、走りで存在感を見せたい」と口にした。

専門種目は3000メートル障害。11月下旬にはハードルの練習中に右太ももの付け根を打撲。今月4日に行われた長距離の日本選手権は回避した。現状について「2週間ほどあったので、走りはけがの前まで戻っています。痛みも大丈夫です」。長門俊介監督(36)も「彼の能力を考えれば、箱根に十分間に合う」とした。

三浦は集団の中でリズムを作り、スパートで抜け出すレースが得意で、1区の起用も予想される。三浦は「強みはラストのスピードかなと思っています。集団で走って、最後に引き離すのが自分に向いている」。

長門監督も1区三浦→2区野村優作(2年)→3区石井一希(1年)の可能性を問われて「そのオーダーが組めれば、最高だなと思っています」とした。チームの目標について「5強(青学大、駒大、東海大、明大、早大)に食い下がって、その一角を崩すか、その次にくることが目標になってくる」。スーパールーキー三浦が、3度目の快走でチームに勢いをつける。