16年リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(29=ミズノ)が26日、神奈川・厚木市内で陸上教室を行った。

午前と午後に分け、小学生約100人に走る楽しさを伝えた。コロナ対策でサイン会やメダルを触ってもらうことはできなかったが、「子どもの元気、素直を感じた。すごくよかった」と笑顔。エネルギーをもらった。

2020年を漢字1文字で振り返ると「溜」という。「次の年に大ジャンプをできるように、エネルギーを溜めた年」。コロナ禍により、春は練習環境も限られるなど、異例の1年を過ごした。本調子のシーズンではなかったが、本職の200メートルでは日本選手権を制し、力を示した。冬は「大ジャンプ」へ向け、礎を築いている。

特に意識して、強化に取り組んでいるのは、太もも前部の筋力強化。他の部位に比べ、弱いことに気が付いたという。鍛えることで、より鋭く出る加速の形を作る。例年は海外合宿を積んでいたが、シーズンインに向けては国内合宿でコンディションを上げていく予定。まずは200メートルの東京五輪参加標準記録20秒24がターゲットとなる。出る試合も慎重に選びながら、確実な突破を目指す。また「スポーツの力を届け、元気になってもらいたい。話のネタにもしてもらえたら」と語った。