古豪中大が、9年ぶりに出場した大会でシード権ぎりぎりの8位を確保。就任6年目の藤原正和監督はレース後の会見で、「(アンカーの)手島がゴールしたときは泣いてしまった」と余韻に浸った。

エース格の吉居大和(2年=宮城・仙台育英)が1区でトップから13秒差の2位と奮闘。その後は順位を大きく落としたが、5区の三浦拓朗(4年=兵庫・西脇工)が挽回し、11位から8位に浮上。藤原監督は「悪い流れになりそうなところを、三浦が戻してくれた」とたたえ、最終8区を務めたアンカーの手島駿(4年=東京・国学院久我山)の走りとともに、この日の躍進の要因にあげた。

8位でたすきを受け取り、その順位を守り抜いた最終走者の手島は、「今までで1番プレッシャーのかかる試合だった。どうにか(順位を)死守したいという気持ちで走っていた。ゴールの瞬間はうれしい思いでいっぱい」と充実の表情を浮かべた。