箱根駅伝で2年ぶり6度目の総合優勝を飾った青学大の原晋監督が4日、往路のスタート前に自身のSNSに投稿した“ネタバレタスキ”について「うっかりでした」と告白した。

話題となっていた投稿は、2日のレース直前に原監督が「98回箱根駅伝。まもなくスタート! 頑張ります」とつづって投稿した青学大のタスキの写真だった。タスキの裏に書かれていたのはチーム全員の名前。一番上の監督らスタッフが続き、1区を走る志貴勇斗から区間順に並んでいたが、注目はされたのは往路に続くメンバーだった。7番目(区)と8番目(区)には補欠登録の岸本大紀と佐藤一世の名が記されていた。

ツイッター上には「出走順か?」というコメントが並ぶほか、他校に対する陽動作戦か? とみる向きもあった。だが実際にはこの予告通り、3日の復路では岸本と佐藤が区間変更で投入されて快走していた。

これについて原監督は、生出演したTBSの昼の情報番組で「うっかりでした。(タスキが)格好いいと思って投稿したら、主務から『監督、これバレてます』って言われた。だけど、分かってもいいよって(開き直った)」と明かした。

そんなネタバレもどこ吹く風。終わってみれば圧倒的な強さを誇示しての勝利とあって、2022年大会を振り返る際には格好の“笑い話”となりそうだ。