昨夏の東京五輪陸上女子1500メートルで日本初の8位入賞を飾った田中希実(22=豊田自動織機TC)は兵庫から1区(6キロ)で起用され、区間2位の18分59秒だった。

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スタート直後から先頭を走り、序盤は石川の五島莉乃(24=資生堂)と並走したが、4キロ手前で一気に突き放された。「いまある力は出せた。タイムとしても後半はまったく動いていなかったわりに悪くはないと思って、19分を切ったか切らないかで、まだこのコースで19分を切ったことがなかったので、そこは自分のなかでは良かった方だった。調子やウオーミングアップのときは1区への苦手意識とかで五輪よりも硬くなってしまった。アップからいつもの自分じゃない気はしていた。そこはやっぱりのまれてしまったというところがある」と振り返った。