昨年で創部100周年を迎えた日体大陸上部が7日、神奈川県横浜市の同大健志台キャンパスで記念式典を開いた。現役部員、卒業生、学内や競技関係者ら約700人が集まった。

冒頭には五輪(オリンピック)女子マラソンで2大会連続メダリストで、昨年に日本陸上競技連盟(日本陸連)で女性、五輪経験者初の会長に就任したOG有森裕子氏(59)があいさつした。

「わが母校陸上部が100周年を迎えました。本当にこのような素晴らしい機会に立ち会えたことを心から喜んでおります。私も多くのことを陸上を通じて、先輩や仲間や大学そのものを通して学ぶことができました。スポーツを通して人間力、生きる力を持てるような人材がこの大学から羽ばたいて、次なる人材をしっかりと育てていく、そんな大学の中心になることを心から願っております」と祝辞を述べた。

そのほかは、昨年9月の世界選手権東京大会女子3000メートル障害で日本記録を樹立した斎藤みう(23=パナソニック)や2022年から日本選手権女子100メートルで3連覇した君嶋愛梨沙(30=土木管理総合)、1日の東京マラソンで現役引退を表明した女子の細田あい(30)、男子マラソン歴代3位の記録保持者の池田耀平(27=花王)らトップアスリートも出席し、トークショーが行われた。

終盤には現役部員らが会場を囲むようにして、日体大伝統の応援「エッサッサ」を披露し、フィナーレを飾った。

1925年(大14)創部の日体大は、これまでトラック・フィールド種目の関東インカレでは男子3度、女子は昨年の5連覇を含む13度の団体優勝の実績を持つ伝統校。男子駅伝チームは、全日本大学駅伝で2度の3連覇を含む11度の優勝。箱根駅伝は初出場から78年連続出場中で、5連覇を含む10度の優勝を誇る。現在も部員400人以上が在籍し、日本最大規模の陸上部として活動している。

主な卒業生には、2024年パリ五輪女子100メートル障害代表で日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)や、91年世界選手権男子マラソン金メダルの谷口浩美氏らがいる。