昨年の予選会で10位の立教大にわずか17秒及ばず11位で11年ぶりに本大会出場を逃した法政大が、ぎりぎりの10位で通過を果たした。

「昨年は人生で一番悔しい涙だったけど、今年は一番うれしい涙。箱根駅伝が両方味わわせてくれた。最高の気分」と野田晶斗主将(4年)は興奮気味に喜びを口にした。

17秒差で敗れた悔しさを胸に刻み込むため、昨年の予選会直後に成績が発表された掲示ボードを写真に撮り、この1年間はずっとスマホの待ち受け画面にしていたという。「悔しさを絶対に忘れないでおこうと思った。妥協したくなるとき、写真を見るとすごく頑張れた」と振り返った。

主将になって2週間後、最初のミーティングでチームメートに特に伝えたのが「当事者意識を持ってほしい」。昨年の予選会直前はインフルエンザ感染者が続出。それが結果に響いた。「昨年は体調不良があった。チーム全員に当事者意識がなかったのが原因だった」と振り返る。今季は練習開始前に各自ウォームアップを済ませるなど、競技者として意識が高まった。

予選会は通過したとはいえ、目標の3位には遠く及ばなかった。「個人としてはうまく走れなかった。その悔しさを忘れずに本戦に挑む」と野田。坪田智夫監督も「出場はよかったが、10位では本戦ではとても戦えない。記録も想定より5分ほど悪い。この結果で喜んでいるようでは本戦は出るだけになる。あくまで10位以内を目指して調整していく」と来年の正月に向けて気を引き締めていた。【首藤正徳】

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