<世界陸上>◇27日◇女子400メートル予選◇韓国・大邱スタジアム

 大会注目のアリソン・フェリックス(25=米国)は予選1組を51秒45の2着でフィニッシュ。各組上位4着と、それ以下のタイム上位4人が進む28日の準決勝へ順当に進んだ。300メートルまではトップで、ホームストレートのラスト100メートルは悠々と流す走り。先着をN・ウィリアムス・ミルズ(29=ジャマイカ)に譲るような、余裕のゴールだった。

 3連覇中の200メートルに加え、今季400メートル参戦を表明し、全米選手権も勝利した。女王のサンヤ・リチャード・ロス(26=米国)が立ちはだかるが、あのマイケル・ジョンソン(米国)しか達成していない、女子初の200メートル&400メートルのダブルクラウンに向け視界は良好。さらにリレー(400メートル、1600メートル)でも期待がかかる。負担は大きいが「できたらもちろん、4種目を目指すわ」と自信たっぷりに話した。