南アフリカ陸連は8日、世界選手権(27日開幕、韓国・大邱)代表26人を発表し、男子短距離で両脚が義足のオスカー・ピストリウスが四肢のいずれかを失った選手で史上初めて健常者の同選手権に出場することになった。400メートルと1600メートルリレーに出る。女子800メートル代表には議論になった性別問題がクリアされたキャスター・セメンヤが選ばれた。北京パラリンピックで短距離3冠を達成した24歳のピストリウスは7月にイタリアで行われた競技会で、世界選手権の参加標準記録A(45秒25)を突破する45秒07を出していた。カーボン繊維製の義足を着けて走ることからかつて国際陸連が健常者の大会への出場を禁じたが、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)は出場を認めた。