ランディ・バース

逆転の3点本塁打を放つ阪神バース。投げるは巨人槙原。この後、掛布、岡田と続いたバックスクリーン3連発が生まれた
逆転の3点本塁打を放つ阪神バース。投げるは巨人槙原。この後、掛布、岡田と続いたバックスクリーン3連発が生まれた

1985年4月17日、甲子園球場。阪神ファンなら永久に刻み込まれている伝説のバックスクリーン3連発が生まれた日だ。相手は宿敵、王巨人。それはバースの逆転3点本塁打から始まった。投げるは槙原寛己。7回裏、2点のビハインド。打球は槙原の頭上を低い弾道で一直線に飛んでいった。続いて掛布雅之。締めは岡田彰布。バースの初球ひと振りが21年ぶりリーグ優勝、シリーズも制してタイガースを初の日本一に導いたとも言える。バースは「阪神は巨人に慢性的な負け犬意識を持っていた。あの一打がそれを吹き飛ばした」と語った。85、86年の連続3冠王、86年の打率3割8分9厘は破られていない。史上最強の助っ人としてその名と記録を残した。(^o^)

<野球・1995年7月29日掲載>