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五輪水泳会場で31日にテスト大会開幕

 午前に決勝を行う競泳の北京五輪テスト大会、中国オープンが31日、北京の本番会場で「ウオーターキューブ」の愛称を持つ国家水泳センターのこけら落としとして開幕する。30日に練習した日本の金子洋明ヘッドコーチは「世界一の施設と言っていい。速く泳げる環境だと思う」と高く評価した。

 水深3メートルのプールは日本が独自に実施した水質検査で問題は見当たらなかった。更衣室などの関連施設の使い勝手も入念に確認し、広いプールサイドや更衣室に床暖房が施されているという。外壁となる半透明フィルムを通して太陽光が入り、女子200メートル平泳ぎの日本記録を持つ種田恵(JSS長岡)は「明るくて清潔。泳ぎやすい」と笑顔で好印象を口にした。

 午前決勝で、本番を想定した調整が可能となる。種田は「朝から体が動くかは自分のウオーミングアップ次第になる。積極的なレースをしたい」と目標を掲げた。

 日本選手は五輪代表予選を兼ねた4月の日本選手権を見据えて泳ぎ込んでいる。疲労を抱えた状態だが、男子200メートル個人メドレー日本記録保持者の高桑健(自衛隊)は「五輪でも泳ぎたいと気持ちが盛り上がった」と意欲的だった。

[2008年1月30日19時0分]

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