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ハンド女子の分まで宮崎「熱いものが…」

韓国と対戦する日本女子に声援を送る宮崎(中央)ら男子チーム
韓国と対戦する日本女子に声援を送る宮崎(中央)ら男子チーム

 日本男子が女子の分まで日本男子が五輪への夢をつなぐ。この日午前中、1時間ほどの練習で最終調整を終えた。夜は女子の試合を観戦した。残念ながら日本女子は完敗。エースの宮崎は「会場にいて熱いものがこみ上げてきた。女子の分までいいプレーを見せたい」と気合を入れ直した。

 韓国戦は過去38戦して12勝24敗2分け。中東の笛とともに大きな壁になっていた。90年から18年間、勝ち星がない。しかし、酒巻監督には必勝パターンが見えていた。「スペースを使うハンドが基本。それを完成させれば十分に戦える」。昨年の就任当時の言葉を大舞台で実践する。

 その鍵を握るのが宮崎だ。身長173センチは韓国の大エース尹京信の203センチと比べるとあまりにも小柄だ。しかし「空中で止まっている」と称される垂直跳び95センチの跳躍力とスピードあふれるプレーは韓国も警戒している。試合ではおとりになって韓国DFのマークを引きつける。「やることは決まっている。作戦はすでにある」と宮崎。空いたスペースに、左右の45度の位置からシュート力を持つ岩本、門山らが突っ込む。

 これまで日本は中東の笛に泣かされ続けてきた。宮崎も中東の笛がない時代を経験していない。ハンドボールが大好きだった青年は「本当にこのスポーツが嫌いになりそうだった」という。それだけにフェアな戦いに人一倍燃えている。「走ってスピードのあるプレーを見せたい」。宮崎が1万人のサポーターの後押しを受け、女子の無念を晴らすとともに、夢の五輪を奪い取る。【吉松忠弘】

[2008年1月30日9時26分 紙面から]

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