アンニョンハセヨ~! アン・シネです。みなさん、マメマキしましたか? もう「コヨミノウエデハハル(暦の上では春)」って本当? まだまだ冬ホンバンですよね~。「サランヘヨゴルフ」本日は冬にぴったりのテーマです。「アプローチ<1>転がし」です。失敗しない寄せの方法を、しっかり身に付けてください。
- 一番寄せやすく失敗が少ないのは転がし
あとちょっとでグリーンだったのに惜しい! でも、しっかり寄せてパーセーブしたい。できれば外からカップインすればラッキー! そんな時は、はやる気持ちを抑えて、ちょっと冷静になりましょう。どのクラブでどんなアプローチをすれば一番確率がいいでしょう? もう1つ、どんな打ち方なら一番失敗しないでしょう?
アプローチをするときには、グリーンの(時にはグリーンの手前の)どこにボールを落とし、そこからグリーン上をどれくらい転がしてカップに寄せる(入れる)かを考えますね。そこから逆算して、クラブを選択するのがセオリーです。それを考えると、一番寄せやすく失敗が少ないのは、状況が許す限り「転がし」です。これは、プロでも同じこと。
球を空中に上げようとすればするほど、予測不可能なことが起こりやすくなります。スイングの大きさ、球とクラブフェースのコンタクトの仕方(インパクト)フォロースルー。球の落下地点の硬さや状態も不確定要素です。
転がしなら、スイングの大きさとインパクトの強ささえ間違わなければ、ミスは少ない。もちろん、間にバンカーや池、深いラフなどがあって転がせない場合は、あきらめなければなりませんが…。
- アプローチはどのクラブでどんな打ち方をすれば一番確率が良いでしょう?
一番簡単なのは、言うまでもなくパターでの転がしです。グリーンのすぐ手前で、芝がさほど長くない所から、芝が枯れていて強くない冬なら、ラフからでも転がせることが多いですね。グリーン上で打つのと同じように打ちます。手前の状況によって強さの加減は必要です。
球とグリーンの間に、長めのラフがあったりして、強めに転がしてそこを通り過ぎたい時には、フェアウエーウッドがいいですね。これをパターのように使えばロフトが少ないですから、転がっていきます。
邪魔な部分だけ球を上げ、あとは転がしたいという時には、球を上げる分だけのロフトがあるクラブを選びます。ロフトが少なければ少ないほど、球は上がらない。このリクツ、わかりますね?
ランニング(転がし)アプローチではどのクラブを使うときにも、基本的にはパッティングをするようなイメージで。クラブを小さく小さく動かしながら打つ感じですね。確実で寄せやすいアプローチ。ワタシたちプロでも、状況が許せば、できるだけ使いたい方法です。ぜひ、練習してコースで使ってみてください。ねっ!
- 一番簡単なのはパターでの転がし
◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)
◆撮影=河野匠
◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城・稲敷市)