どーもです。緊急事態宣言下ですが、ゴルフと釣りはオープンエアで密になりにくいことから、これを機にと始める方も多いと聞いています。ボクのゴルフデビューは遠い過去です。当時は営業で、ゴルフをやらざるを得ない状況になり、わずか1週間でゴルフデビューとなりました。ハマッタのはいろんな意味でのくやしさからですが、まさかここまでハマるとは自分でも驚いています。今回の筒康博氏コラムを読んでいて、ふとそんなことを思い出しました。というわけで、PCM筒康博の「これってギアで解決?それともスイング」をお届けします。


2F&3F完全個別打席にて感染対策中 インドアゴルフレンジKz亀戸店

まだまだ通常の生活にはほど遠いですが、インドアゴルフレンジKz亀戸店は外気から換気できるので、細心の注意を払って感染対策を行い新規ゴルファーやスコアアップのサポートをしています。3Fスタジオ「5DIMENSION GOLF」では、三菱ケミカル、UST Mamiyaをはじめカスタムドライバーシャフトを「EI(剛性分布)グラフ」計測による分類をしました。実は同じモデルのシャフトでも、硬さや重量によって異なる分類になるのがEI(剛性分布)グラフです。


ゴルフデビューまでには何が必要!?

昨年は新規ゴルファーが随分増えたそうですが、これからゴルフを始める人にとってコースデビューまでに何をサポートするべきでしょうか? ゴルフを始める際、まず「自分で」クラブを購入して、練習場所やレッスンなどの確保も必要になると思います。コースデビューするにしても、誰かに誘ってもらうか等の一緒にラウンドしてくれる仲間とゴルフ場の予約まで、誰かが行うことになります。ゴルフにハマってしまえば全てのプロセスが楽しいのですが、「とりあえず始めようかな?」くらいの方にとってはハードルが相当高いと思います。


ちなみに僕がゴルフを始めたきっかけは、「漫画&ファミコン」→「中古ショップ」→「打ちっぱなし」→「ゴルフ雑誌」→「河川敷ひとりデビュー」…。我ながらよくこんな状況でゴルフをやっていたな〜と感じます(苦笑)


■あなたは「スイング発道」タイプ? それとも「ギア発道」タイプ?

突然ですが、皆さんはゴルフの思考や行動の発動を「スイング発動」or「ギア発動」2つのタイプに分類すると、主にどちらから行っていますか? こういう話って、ゴルファー自身より周りの方が客観的に見た方が分類しやすいかも知れません(笑)


例えば、ある女子ゴルファーから「可愛いゴルフウエアを購入したのでラウンドに行きたい!」とお誘いが。僕も「新しいシャフトに交換したアイアンがどのくらい使いこなせるのか? ちょうど行きたかった!」みたいなやり取り。これ、完全に「ギア発動」で行われている練習&ラウンドです。一方、とあるコンペ前の出来事。「ドライバーの調子&スイングが悪いから、今度のラウンド前にもう少し今のミスを減らすモデルは無いかしら?」とクラブを物色。この行動、実は「スイング発動」タイプと分類できます。


■クセや思考はどこから生まれる?

先日、「5DIMENSION GOLF」スタッフの親戚の方から「来週コースデビューなので今日ゴルフを始めたい」と相談にいらっしゃいました。当然ながらクラブもウエアも無く、そもそも何から手をつければ良いのか何も分からない状況。最小限のクラブをコースで使用するためのレッスンから行い、購入準備&ラウンド時のアドバイスを行いました。

1.ゴルフ用語を使わない

2.最小限の説明だけを行う

3.スイングプレーンをクラブでなぞって感覚をつかむ

4.アイアン&ドライバーショット

5.シミュレーションで仮想ラウンド体験

までを約2時間で行い、「初めてのゴルフ」を終了しました。


改めて、「ゴルフを始めてからラウンドまでって大変!」と痛感しました。なぜなら、周りの人が決めたスケジュールでデビューしなければいけない初心者の方もたくさんいらっしゃるからです。


また今回は、非常に興味深い出来事がありました。自己流で始め、さまざまなクセや問題点を抱えてレッスンやクラブ選びを行うよりも、「最初から」コースで真っ直ぐ打ちやすくなる準備を優先すると、「初心者あるある的な事件」が起きにくくなる事が再確認できました。ゴルフ雑誌はもちろん、YouTubeにも少ない「これからゴルフを始める」方のためのコンテンツ。現場はもちろんの事、こちらのエゴではなく、本当にこれから始めるゴルファーのためのプロセスをさらに開発する予定です。


■「うまくなる」といっても発動&プロセスは異なるはず

スイングやレッスン、クラブ選びも「このモデルを打ちこなしたい」「こんなデータの弾道のショットが打ちたい」等、具体性を持っている「ギア発動」タイプと、「もっと腰を使って打ちたい」「フェードでスコアメイクしたい」等、自分基準の「スイング発動」タイプでアドバイスの仕方やプロセスも大きく異なります。その上でやっぱり必要なのが、クラブという道具を動かすスイング傾向。全体として「スインガー」「ヒッター(レバレッジ)」のスイング傾向や「ヒト」「モノ」それぞれの思考や特性を出来る限り分類する所から始めると、ゴルフの悩みは随分スッキリして、対策や方向性が見つかりやすいのではないでしょうか? トップゴルファーほど「感性」に基づくフィーリングとメンタルでプレーしていますが、少しでも近づくために「客観的な視点」があると良いかなと思います。


文・構成/猿場トール

■筒康博さまざまなゴルフメディア&YouTubeに登場。プロアマ問わず8万人以上にスイング&ギアのアドバイスを経験。10月より「インドアゴルフレンジKz亀戸店」3Fに、アマチュアゴルファー専門「5DIMENSION GOLF スタジオ」をオープン。さまざまな各種機器&データを駆使し、ゴルファーの「感性」をブラッシュアップする。

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