どーもです。今日紹介するのは、ミズノ「JPX921ホットメタルプロ」アイアンです。この「JPX921」シリーズから追加されたモデルですね。「JPX921ホットメタル」は驚愕の飛距離性能と球の上がり方でしたが、果たしてこの〝プロ〟という名称がどんな意味を持つのでしょうか。そしてそれはボクレベルにも体感できるのでしょうか。早速、いってみましょう。

まずは見た目から。

昨日紹介した「JPX921ホットメタル」の兄弟モデルなので、デザインは一緒です。

でも、フェースがコンパクト!!　トップラインもスッと直線的でした。

ソール幅は、意外でしたが、やや広め。トレーリングエッジのミラー加工（?）部分がソール後部にまできていました。

ネックは軽くグースが入っている感じかな。コンパクトなフェースにしては、結構フェットなボディでした。

構えてみるとこんな感じ。コンパクトですね。フェースが小さい分、よりシビアそうな印象もありますが、まあ、その辺は織り込み済みでしょう。

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH neo」Sフレックスシャフト装着モデルの＃7。スペックは、ロフト角29度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、総重421g、バランスD1。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.7、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまず。グリップもちょうどいい感じの太さでした。ワッグルしてみると、「JPX921ホットメタル」と同じ重量、バランスですが、ヘッドが小振りな影響か、ヘッドの動き方が全くの別モノでした。素振りして感覚もよりシャープかつ、スイングで操作できそうな雰囲気もありました。

実際に打ってみると、正直な印象としては「JPX921ホットメタル」のぶっ飛び＆めっちゃ上がる性能をそのままに、ヘッド自体を小振りにしたイメージでした。もちろん、そんなことはないと思いますが、ボク的にはそんなイメージでした。小振りな分よりつかまりが良く、ある意味操作性を意識している感じですかね。もちろん。ボクレベルにはそのデメリットもあって、ある程度アバウトに打てた「JPX921ホットメル」に対して「同プロ」は打点もスイングに対してもややシビアさがあります。大型ヘッドに苦手意識のある、アスリートマインドプレーヤーで飛距離も欲しいという方向けかな。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS39.2m/s、初速50.1m/s、打ち出し角18.6度、バックスピン量4403.3rpm、サイドスピン-693.6rpm、飛距離179.5ｙ

【ベスト】

HS39.3m/s、初速50.5m/s、打ち出し角18.5度、バックスピン量4516.9rpm、サイドスピン-584.0rpm、飛距離180.4ｙ

打感はややマイルド寄りのソリッド系。打感＆打音は「JPX921ホットメタル」とほぼ同じ。なお、芯を外すとやや硬さが増すので、その辺のわかりやすさがありました。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には、ほぼ超高弾道。さすがに「JPX921ホットメタル」と比べるとやや低めですが、もちろんロフト角29度を考えれば、打ち出し角19度はメチャクチャ上がりやすいですよね!!　スピン量的には、見た目では全く差がわかりませんが、スカイトラックデータ的には3球平均で約300rpmほど多かったですね。微妙に重視位置が高いのかもしれませんが、その辺が打ち出し角1度の差なのかもしれません。

出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系ですが、ボク的にはほぼほぼストレートかなｗ　右に打ち出せなかった「JPX921ホットメタル」ですが、この「同プロ」も思ったほど右に打ち出せなかったです。もちろん、曲がりが少ないので、右に打ち出せなくてもOKなんですけどねｗ

振り感ですが、よりシャープに振れるイメージですね。振り抜きがよく、かなり気持ちいいです。昨日「NSPRO950GH neo」と大型ヘッドの相性がいいと書きましたが、小振りヘッドのいいですね･･･ｗ

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40～42m/s辺りにオススメ。前述通り、「JPX921ホットメタル」の性能ほぼそのままにヘッドを小振りにしたイメージ。どの世界も〝小型化〟するのは大変なことですが、あのぶっ飛び＆めっちゃ上がる性能はほぼそのままに小型化を実現しています。厳密には重心はやや高そうですが、正直よほど意識しない気にならないレベルでしょう。そういう意味では、ほんの少しだけダウンブローに打ち込める技術は求められそうですね。もちろん、ヘッドが小振りな分、見た目でシビアさを感じてしまうかもしれません。よって、まず第一条件は見た目でシビアさ感じないということになるかな。