どーもです。今日紹介するのは、ラズルダズルの新モデル「CSI-CCフォージド」アイアンの#5と#9です。昨日は#7を紹介しましたが、このアイアンはロング、ミドル、ショートアインのそれぞれで、キャビティの深さを変えるというこだわりのモデルだったりします。となればこれはもう、ボクレベルでもその差を体感できるのかを確認するしかないですよね!! さて、その差を体感できたでしょうか? 早速、いってみましょう。


まずは#5の見た目から。


バックフェースを見る限り、コンセプトは#7と変わらなそうな印象ですが、キャビティの深さは気持ち深めかな。

フェースは小ぶりです。ぶっちゃけ、引くくらい小ぶりです!!

ソール幅は#7よりも広め!! これ、意外でした。多少ダフっても滑ってくれるということでしょうね。

ネックはストレートです。

構えてみるとこんな感じ。めっちゃロフトが立っているのが分かりますよね。これもぶっちゃけ、シビアさしか感じませんが…

今回試打したのは、カーボンシャフト「MCI 100」Sフレックス装着モデルの#5。スペックは、ロフト角25度、ライ角61度、長さ38インチ、総重量409.1g、バランスD2。シャフトスペックは、重量104.5g、トルク2.4~2.8、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽めに感じましたが、数値的にはまずまず。これは#7と同じ印象でした。グリップもまずまずの太さです。他の感覚もほぼ#7と同じだったのでここでは割愛します。


実際に打ってみると、まず感動的だったのは#5をしっかり打てたことです(笑)。最近では、自分の#5もロクに打てないので、ボクが#5を打てたという時点で「打ちやすさ」の証明になったと思っています。#7とほぼ同じ感覚で、まず球が上がります。最近のぶっ飛び系ではロフト角25度で#7のモデルもいくつかありますが、こんな見た目なのに、ぶっ飛び系アイアンを打っているような打ちやすさがありました。まあ、根本的には“ツンデレ系”アイアンだと思いますが、#7よりも“デレ”感をより感じられたかな。ただし、操作性については#7よりも若干シビアな面もあったような気もします。まあ、ボクの技術の問題かもしれませんけど!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS40.6m/s、初速52.0m/s、打ち出し角15.8度、バックスピン量3826.8rpm、サイドスピン-759.6rpm、飛距離192.0y

【ベスト】

HS41.0m/s、初速52.5m/s、打ち出し角14.9度、バックスピン量3905.8rpm、サイドスピン-791.7rpm、飛距離192.9y


打感は#7同様弾き系で、音もやや高め。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。


弾道的には高弾道といっていいでしょう!! 正直#7ほどオートマチックに上がる感覚はないけど、それでも十分オートマチックに上がるモデルの印象でした。まあ、ダウンブローに打てる方なら、普通に球は上がるはずです。スピン量ですが、こちらも#7同様、打ち方次第の印象が強かったですね。でも、総じて少なめかな!!


#9も同じく「MCI 100」Sフレックス装着モデルです。


キャビティの深さ的には#5&#7よりも浅めに見えたけど、これバックフェースの厚みの問題なのかな? #7で「恐らくスイートエリアの後ろ」と書いたバックフェースの山ですが、この#9をみると、こっちがスイートエリアの後部ですよね~!!

フェース自体は小ぶりですが、#7よりは気持ち大きめかな。

ソール幅ですが、何気に#9がこの3本では最も狭いかもしれません。だとすると、ダウンブローに打っての抜けのよさを意識してしか思い付かないんですけど…

ネックはストレートでした。

構えてみるとこんな感じ。ロフトが寝ていてフェース面が見えるからか、小ぶりな顔つきのわりには大きく感じました。また、ネックの処理の仕方なのか、ややフトコロが深く見えますが、フッカーのボクには不安要素だったりします。でも、実際に打ってみると…

#5、#7、#9を並べてみるとこんな感じですが

キャビティの深さが分かるかな…!?

スペックは、ロフト角40度、ライ角63度、長さ36インチ、総重量436.9g、バランスD2。


実際に打ってみると、これはキャビティの深さとは関係ないかもしれませんが、とにかくライン出しをしやすいイメージでした。マイアイアンで#9は140yイメージですが、この距離はボクレベルでも“乗せたい”という気持ちが強いのです。でも、実際にはそうそう乗りませんからね。でもこの「CSI-CCフォージド」アイアンなら、結果を出してくれそうな手応えを感じました。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS37.9m/s、初速44.9m/s、打ち出し角23.5度、バックスピン量5565.8rpm、サイドスピン-1237.5rpm、飛距離148.7y

【ベスト】

HS38.3m/s、初速45.3m/s、打ち出し角22.8度、バックスピン量5737.8rpm、サイドスピン-1248.7rpm、飛距離149.9y


打感は弾き系だけど、#9は若干マイルドさが強調されていたようにも感じました。音は同じくやや高めなんですけどね。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。


弾道的には文句なしの高弾道。この顔つきですが、球はしっかり上がります。ぶっちゃけ、「ウエッジ?」と思うほどの高さで、数値的にも3球平均で23.5度って!! 


改めて、「CSI-CCフォージド」アイアンを今回試打した限りでは、このスペックで最低HS43m/s以上は欲しい感じは変わりません。ロング、ミドル、ショートの役割を明確にしたモデルで、ロングアイアンは打ちやすさ、ミドルアイアンはオートマチック性とシビア過ぎない操作性を意識し、ショートアイアンはアイアン本来の“狙う”を強く意識しているモデルだと実感できました。#7で感じた“ツンデレ感”はオートマチック性と操作性の同居からで、ロングアイアンではある程度スイングのミスもクラブがカバーしてくれそうな印象から“デレ”を感じたのかなって。ショートアイアンは“ツン”かといわれると、そんなことはなく、ボクレベルでもラインを出しやすいイメージでした。


レベル的には、さすがに100切りレベルには厳しそうでが、80台を出せるレベルであれば手を出してもいいかなと感じさせる“デレ感”はありましたね!!


なお、同アイアンに替えたたむ。プロが動画をアップしています。概ね同じような印象をもっているようですので、ぜひご覧ください!

<ラズルダズル「CSI-CCフォージド」アイアン>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

(#5)▽飛距離:9▽上がりやすさ:9▽操作性:10▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9

(#9)▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:9▽構えやすさ:8.5▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ=軟鉄(S-15CK)

■価格:ヘッド1個2万7000円+税