どーもです。今日紹介するのは、テーラーメイドのニューモデル「ステルス グローレ」シリーズの「ステルス グローレ+」ドライバーです。昨日紹介したデフォルトモデルと、一体何が違うのか? 見た目で分かるのは、「ステルス グローレ+」はカチャカチャを搭載していることですが、それ以外はぶっちゃけ「何が違うの?」状態でした。実際に打ってみると…。何はともあれ、いってみましょう。


まずは見た目から。


正直、「ステルス グローレ」ドライバーとの差は、ボクには分かりませんでした。もちろん、「ステルス グローレ+」ドライバーはカチャカチャ搭載ですけどね。

フェースはシャロー気味で、形状的にも「ステルス グローレ」ドライバーとの差がわかりませんでした。

ボディはセミディープ気味。ミドルバックで、これも「ステルス グローレ」ドライバーとほぼ同じかな。

後ろ姿もほぼ同じです。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は大きめですね。結論としては、「ステルス グローレ」ドライバーとほぼ同型で、唯一の違いはカチャカチャだと思います。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「SPEEDER NX for TM」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角58度、長さ45.75インチ、総重量281.0g、バランスD3。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量48g、トルク6.7、先中調子。


試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚は、重量的には軽めですが、デフォルトモデルよりは3g重め。カチャカチャの分ですかね? グリップも細めで、バックラインはなしでした。シャフトを手でしならせてみても、デフォルトモデルとほぼ同じくやや柔らかめですが、許容範囲の印象でした。ワッグルしてみても、ヘッドの振れ幅はほぼ同じ。素振りでヘッドが走りそうな感覚も一緒でした。


実際に打ってみると…


その差が分からん!!!!


スピン量が多めなのはデフォルトモデルを打っているので覚悟の上ですが、高い打ち出し角も、つかまりの良さもほぼ同じでした。「カチャカチャを搭載している分、何らかの影響はあるかも!?」と思って違いを探りましたが、感覚として振り感でほんの少しだけシャープに振れる感じがあったのみで、あとはここで触れるほどの差を感じられませんでした。ということで、ボク的な結論は…。あっ、これは最後に書きましょう!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS42.5m/s、初速61.7m/s、打ち出し角15.7度、バックスピン量3368.6rpm、サイドスピン-489.7rpm、飛距離240.2y

【ベスト】

HS42.3m/s、初速61.4m/s、打ち出し角14.9度、バックスピン量3174.7rpm、サイドスピン-503.0rpm、飛距離241.3y


打感はチョ~マイルド。カーボンフェースだといわれずに、ブラインドテストしたら、気付かないレベルかもしれません。音もいい感じの中・高音系。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には文句なしの高弾道ですね。これも上がりやすさバツグンです。スピン量多めはシャフトとのマッチングだと思います。


出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系ですが、これもデフォルトモデル同様、ややヘッドを右前に放り出すイメージの条件付きでした。つかまりはいいモデルだと思います。カチャカチャ搭載なので、つかまりにも影響があるかなと期待したけど、ちゃんと調整しているか、仮に調整していないとしても、ボクには分からないレベルでした。


シャフトフィーリングと振り感ですが、この「ステルス グローレ+」のほうが気持ちシャープに振れる印象でしたね。まあこれは、単純に長さの問題かも…w


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38~40m/s辺りにオススメ。デフォルトモデル同様スインガータイプのフェードヒッターおよびスライサーにオススメです。ボク的な結論は、カチャカチャを搭載することで、ボクのようにデフォルトモデルではスピン量が多すぎるなどの場合、シャフト交換も含め調整が可能なモデルだと思います。おそらくデフォルトモデルとの違いは、カチャカチャ搭載&非搭載のみで、同じシャフトで打つ分には大きな差は感じられませんでした。カスタムシャフトもラインアップされているので、「ステルスでは厳しいけど、ステルス グローレのデフォルトだとアンダースペックなのでリシャフトしたい」という方にいいかもしれませんね。

<テーラーメイド「ステルス グローレ+」ドライバー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:10▽操作性:8.5▽構えやすさ:9.5▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=9-1-1チタン、フェース=60層カーボン+PUカバー、クラウン&ソール=カーボン。その他=アルミニウムリング&バックウエート。

■シャフト(重量/トルク/調子):「SPEEDER NX for TM」(S=48g/6.7、SR=45g/7.0、R=43g/7.2/先中調子)。「ツアーAD CQ-5」(S=56g/4.5/先中調子)。「SPEEDER NX GR60」(S=57.5g/4.9/中調子)。「Diamana GT-50」(S=56.5g/4.6/中元調子)。

■価格:「SPEEDER NX for TM」装着モデル1本10万1200円。「ツアーAD CQ-5」「SPEEDER NX GR60」「Diamana GT-50」装着モデル各1本12万1000円。※価格は税込み