どーもです。キャロウェイの新製品「グレート ビッグバーサ」シリーズですが、今日紹介するのはFWです。言わずと知れた“往年の名器”が現代風に蘇ったモデルですが、最新テクノロジーを具現化するためにハイグレード素材採用でちょっと高価にはなっていますが、まぁ、それだけの価値はあるかなと…w　というわけで、FWの実力はいかに？　早速、いってみましょう。

まずは見た目から。

ドライバー同様、ソールのトウ側にはカーボンを採用。そしてFWではソールにウエートを装着していました。また、内部には約50ｇものウエートを配置しているようですね。やはり、かなり重心位置にこだわったモデルでしょうね。

フェースはシャローかな。形状的にもややシャローに見えますね。

ボディはシャローですが、やや厚みがあり、ハイバック気味にも見えました。

後ろ姿ですが、ドライバー同様ネック側にボリュームがある感じ。

構えてみるとこんな感じ。往年の名器の遺伝子を正当に継承しているモデルの印象です。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「SPEEDER NX for Callaway」Sフレックス装着モデルの3W。スペックは、ロフト角15度、ライ角56度、長さ43インチ、総重量302ｇ、バランスC9。ヘッド体積186cm3。シャフトスペックは、重量46ｇ、トルク5.2、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも細めでした。シャフトを手でしならせてみると、ドライバー同様Sでもやや柔らかめ。でも、短いからか気持ちしっかり感がある感じで。しなりポイントはほぼ真ん中。ワッグルしてみると、ドライバーほどヘッドの振れ幅ななく、やや少なめ。素振りしてみると、よりシャープに振れそうな印象でしたが、ボクにとってそれはそれで力みにもつながるかも･･･とか思ったりしてw

実際に打ってみると、これもご機嫌なモデルでした。まず、ドライバー同様めっちゃボールが上がりやすかったです。そして、スピン量が3000rpmを超えていても、「でも、そんなの関係ねぇ～！」と言わんばかりの230ｙオーバー。シャフトがボクのスイングにマッチしたモデルであれば、「マジでドライバー要らないんじゃないの？」ってなりそうな感じでした。でも、やはり重量的な問題はあって、これも切り返しで力むとヘッドがブレますね。って、まぁ、それはこのクラブに限ったことではないんですけどね。ボクの場合、切り返しで力まず、フォローを大きく取るスイングができれば、ドライバー同様の大きな弾道が得られるモデルでした。なお、つかまりはドライバーよりもいい感じかな。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS42.5m/s、初速59.0m/s、打ち出し角18.6度、バックスピン量3164.3rpm、サイドスピン-224.2rpm、飛距離233.0ｙ

【ベスト】

HS42.7m/s、初速59.2m/s、打ち出し角19.1度、バックスピン量3150.8rpm、サイドスピン-316.1rpm、飛距離233.7ｙ

打感はマイルド。　分厚いインパクトで、音はやや低め。この音は好みが分かれそうな気もします。

弾道はこんな感じで

その弾道データはこちら

弾道的に高弾道で、なんなら超高弾道でもいいくらい。もう打ち出しからドーンで、そのまま落ちてこない感じ。スピン量はやや多めかもしれませんが、もちろんそれはシャフトの影響もあると思います。

出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系ですが、これは切り返しで力まずに振れればです。つかまりは、ドライバーよりもつかまりはいい感じでしたが、まあ、当然と言えば当然なのかな。

シャフトフィーリングと振り感ですが、ドライバーよりはやや全体的にしっかり感がある感じでしたが、それも極わずかかな。個人的にはドライバーよりも、ヘッドの開閉が大きくなってしまう感じはあったけど、まあ、それも当然と言えば当然ですよね。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38～40m/s辺りにオススメ。ドライバー同様、基本性格的にはオートマチック系で、クラブがしっかり仕事をしてくれるイメージでした。極端な話をしてしまえば、スイングがクラブの仕事を邪魔しなければ、クラブが結果を出してくれそうなモデルですね。ボディターンのスインガーにオススメですが、切り返しで力まなければプチヒッターでも使えそうです。まあ、難点があるとすれば、それはやはり価格かな。確かに結果を出してくれそうな1本ですが、FWで8万超えは･･･（涙）