どーもです。今日紹介するのはPINGの新製品「i530」アイアンです。同社は「見た目と飛びにこだわったモデル」としています。でも、先代「i525」アイアンがメチャクチャぶっ飛び系だったことを思い出しますが、正直「i」シリーズは「そこまで飛距離にこだわらなくても・・・」という思いもありました。そんな声が同社に届いたのかどうかは分かりませんが、「i530」アイアンは…!? というわけで、早速いってみましょう。
まずは見た目から。
構造的には、「i530」アイアンも中空アイアンのようです。ややずんぐりむっくり気味だった先代よりも、全体的にすっきりした感じ。田舎から上京した人がアカ抜けた感じといったら、例えが悪いかな? まあ、ボクも群馬から東京に出てきているのでお許しください。
フェースはやや小振り。先代は大きめでしたが、やはり「i」シリーズの顔といえば、こんな感じですよね~!
ソール幅は、フェースの大きさに対して適当だと思います。
ネックはセミグース。ボディはより下部のボリュームが増している感じで、より低深重心化を意識しているような見た目だと思います。
構えてみるとこんな感じ。よりロフトが立っているように見えましたが、実際1.5度立っていました。正直、「i」シリーズはそこまでしなくてもと思ってしまいます。
今回試打したのは、スチールシャフト「NPSPRO950GH neo」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角27.5度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量407g、バランスD1。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.7、中調子。※数値はブラック
試打会場は、東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール。
持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップはやや細め。ワッグルしてみると、「G730」アイアンほどヘッドは動かない感じ。素振りしてみると、振り抜きは良さそうかな。
実際に打ってみると、「iシリーズは飛距離を意識しなくても…」なんて書いていましたが、実際に数値で認識すると「先代よりも飛んでないじゃん」となってしまいます(汗)。まあ、これはボクの思い込みですけど。飛距離という点では先代よりも平均で5~6y飛んでいません。それでも、#7で180y近く飛んでくれれば問題ないですよね!! ただ、気になるのはロフト角27.5度の設定で、「先代よりも1.5度立てる必要はあったのかな?」ということ。ロフトを立てることで、より低深重心化を計る必要に迫れているような気がしてしまいました。そう考えると、「やはり先代がやりすぎたのでは…」なんて、改めて思ってしまいます。ボク的には、「i530」アイアンはその軌道修正モデルのように感じるのですが、その方法論でいまひとつ迷走しているように感じてしまいました。
スカイトラックの弾道はこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS39.4m/s、初速50.9m/s、打ち出し角17.0度、バックスピン量4513.4rpm、サイドスピン-779.3rpm、飛距離179.4y
【ベスト】
HS39.5m/s、初速50.7m/s、打ち出し角16.5度、バックスピン量4608.6rpm、サイドスピン-730.2rpm、飛距離180.0y
打感はマイルド感ありの弾き系。先代よりは、やや弾き感がある感じかな。音はやや高音域が強調されたような中高音系。
弾道はこんな感じ
そのスカイトラックデータはこちら
弾道的には高弾道。ロフト角を考えれば、上がりやすさはあります。ただし、いわゆるオートマチックに上がる感じはやや薄めかな。ロフトが立っている分、心のどこかに不安要素が生まれ、身体が勝手に反応してしまっているのかもしれませんが、いわゆる払い打ち系では上がり切らないかもしれません。スピン量は適当な感じ。
出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。つかまりはかなりいい感じで、ボクの場合ちょっと強めのドローも出てしまいました。その辺を意識して、ヘッドを右前に放り出すイメージだと、そのまま右にドーンで戻ってこない感じでした。
シャフトフィーリングと振り感ですが、この重量だとちょっとやはり“振れちゃう”傾向はありました。無意識に振ってしまい、結果トップ気味が多かったような気もします。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。ボク的には、先代を飛距離に振りすぎた故に軌道修正したモデルのイメージですが、その方法論でちょっと迷走しちゃっているようにも見えてしまうモデルにも感じました。もちろん、「i530」アイアンとしては「180y辺りを狙っていけるツアーアイアン」には間違いありませんし、“迷走”と感じているのはボクだけかもしれません。アイアンがストロング化の流れがあることは間違いありまえん。ただ、そもそもiシリーズがその流れに乗る必要があるのか? 仮に乗るとしても、ある意味やり過ぎなんじゃないか。そんな風に思ってしまいました。
<PING「i530」アイアン>
■KAZ'sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:9▽構えやすさ:10▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:9
■ヘッド:ボディ=17-4ステンレススチール
■シャフト(重量/トルク/調子): スチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=106.5g/1.7/元調子)。「NSPRO950GH neo」(S=98g/1.7/中調子)、「同850GH neo」(S=88g/2.0/中調子)、「同750GH neo」(S=78g/2.3/先調子)。カーボンシャフト「ALTA J CB BLACK」(S=74g/3.2/中調子、SR=64g/4.5/中先調子、R=54g/4.8/先調子)。「PING TOUR2.0 CHROME I」(S=77g/2.7/仲本調子)。
■価格:カーボンシャフト装着モデル各1本3万1900円、スチールシャフト装着モデル各1本3万4100円。※全て税込み












