どーもです。PINGのニューモデル「i525」アイアンを試打できました。新製品発表試打会で打って感動したモデルです。今回改めて試打してみましたが、やっぱりスゴイっす!! マジで欲しいかも…!! ぶっちゃけ買わない理由が見当たらないほどでしたが、あるとすれば懐事情かなw 「ちょいブレード」なのにぶっ飛び。ボクのエースアイアンも発売からもうすぐ10年が経とうとしていますが、「そろそろ…」なんてマジメに悩んでいるモデルだったりします。まあ、そんなわけでややテンションが上がっているかもしれませんが、レポは冷静にいきましょう(笑)


まずは見た目から。


構造的には中空アイアン。まるでプレーンバックのマッスルバックを彷彿とさせるフォルムですが、個人的にはグッド!!

フェースはこの手のアイアンにしては気持ち大きめかな。トウが立っている感じかな。ちなみにフェースはマレージング。また、一目見てスコアラインの数が多いことにも気が付くと思います。

ソールはネック側がやや狭めでトウ側に向かって広くなっていく感じ。トレーリングエッジも丸みを帯びているので、抜けが良さそうかな。

ネックはセミグース。唯一フッカーのボクが見た目で「ちょっと…」と思ったのはこのセミグースでしたね。トウ側にはウエート装着なので、ブレードアイアンに比べると重心距離が長めだろうということと、ミスヒットの寛容性が高そうなことも想像できますよね。

構えてみるとこんな感じ。ぶっちゃけ、ロフトが立っていているのは見た目でも分かるし、トップブレードが薄めに見えるので、構えてみるとシビアな印象を受けると思います。こういう見た目のアイアンに苦手意識がある方はそもそも手を出しにくいのかもそれませんが、とにかく1度試して欲しいですね!!

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO850GH neo」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角29度、ライ角61.5度、長さ37インチ、総重量397g、バランスC9。シャフトスペックは、重量88.0g、トルク2.0、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも気持ち細めでした。今回NSPRO850GH neo装着モデルでしたが、さすがにやや軽めだったかな。ワッグルしてみるとバランスが軽いからかそれほどヘッドは動きません。そのせいか、素振りしてみてもNSPRO950GH neoモデルよりもややシャープに振れそうな雰囲気でした。


実際に打ってみると、とにかくその弾道にホレボレしちゃいます。いきなり187yをマークしちゃうし、打ち出し角も約19度で、ロフト角29度を考えると「なんでそんなに上がるの!?」と思わず突っ込みを入れたくなってしまうほどの上がりやすさだったりします。打点がブレやすいボクにとってはミスヒットの寛容性の高さも抜群。打感も中空特有のムニュッとした感じがなく、まるで軟鉄鍛造モデルのような柔らかさ。ぶっちゃけ、中空だと言われなければ、気付かないかもしれません。そして何より良いのは見た目ですよね!! まあその辺は最後に書きましょう!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データがこちら。


【3球平均】

HS39.6m/s、初速50.9m/s、打ち出し角18.9度、バックスピン量4180.9rpm、サイドスピン-455.5rpm、飛距離185.6y

【ベスト】

HS39.8m/s、初速51.1m/s、打ち出し角18.7度、バックスピン量4097.7rpm、サイドスピン-470.4rpm、飛距離187.4y


打感はマイルド系。ボールのつぶれ感を十分に感じますね。新製品発表試打会時はシャフトが違ったからか弾き系にしていましたが、今回改めて打ってみるとマイルドに感じました。芯を外すとやや硬さもありますが、それでも出球にはそれほど大きな影響はない印象もグッド。ここ、重要ですよね!! 音は違和感のない中高音系です。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。


弾道的には超高弾道。めちゃくちゃ上がりやすいですね。新製品発表試打会時は「ダイナミックゴールドEX TOUR ISSU」S200装着モデルでしたが、「NSPRO850GH neo」だとやはり打ち出し角は16.6度が19度とかなり高くなっていたし、スピン量も約4400rpmが約4000rpmと減っていました。シャフトで打感も変われば、弾道も変わるということを改めて感じました。


出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系。見た目が「ちょいブレード」のわりにはそれほどシビアではないのも、ボクにいい感じかな!


シャフトフィーリングと振り感ですが、ややアンダースペック傾向はあったかもしれません。さすがにちょっと軽くて、もう少しだけヘッドを感じたいかもしれません。おそらくNSPRO950GH neoならドンピシャ。新製品発表試打会で試打しましたが、これなら#5も打てそうだけど、#7で185~190y打てるなら、#5は不要かもねw


今回ボクが試打した限りで、このスペックでHS40m/s辺りにオススメ。かなりご機嫌なアイアンで、これぞ「オオカミの皮を被った羊」アイアンですね! こういうブレード系が好きだけど、距離、寛容性も欲しいという、ボクのような超欲張りなゴルファーにオススメです。個人的にはPINGのアイアンは、形が苦手で、違和感のあるモデルが多かったのでこれまで手を出してこなかったのですが、この「i525」アイアンは、その個人的な概念を打ち破ってくれそうなモデルかなって思います。マジで購入悩み中ですが、アイアンを変えると距離感に慣れるまでに最低でも半年はかかりそうなのと、そもそも#7で185~190y飛んだら、下の方のセッティングも見直す必要があることが現在の悩み所ですね。あとは懐事情ですね(笑)。これでボクのアイアンが変わっていたら、笑ってやってください!!

<PING「i525」アイアン>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:9▽構えやすさ:10▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:9

■ヘッド:ボディ=17-4ステンレススチール、フェース=マレージング鋼(C300)

■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「ALTA J CB SLATE」(S=63g/4.5/中調子、SR=54g/4.7/中先調子、R=49g/4.9/先調子)。「ALTA DISTANZA BLACK 40」(R=43g/5.7/先調子)。スチールシャフト「NSPRO ZELOS 6」(68.5g/3.0/先調子)、「同7」(S=77.5g/2.6、R=74g/2.8、R2=73.5g/2.9/先調子)。「AWT 2.0 LITE」(S=98g/1.6、SR=93g/1.8/中調子、R=87g/1.9/中先調子)。「NSPRO850GH neo」(S=88g/2.0、R=84.5g/2.1/中調子)、「NPRO950GH neo」(S=98g/1.7、R=94.5g/1.9/中調子)。「NSPRO MODUS3 TOUR105」(X=112g/1.6、S=106.5g/1.7、R=103g/1.9/元調子)、「同TOUR115」(X=119.5g/1.5、S=118.5g/1.6、R=117.5g/1.7/元調子)、「同TOUR120」(X=120g/1.6、S=114.0g/1.7、R=111.0/1.8/中元調子)。「ダイナミックゴールド」(X100=130g、S400=132g、S300=130g、S200=129g、R300=127g/未発表/元調子)。「ダイナミックゴールドEX TOUR ISSUE」(X100=132g、S200=131g/未発表/元調子)。

■価格:カーボンシャフト装着モデル各1本3万1900円、スチールシャフト装着モデル各1本2万8600円。※全て税込み