日本ゴルフツアー機構(JGTO)は7日、石川遼選手(18)が初受賞した最優秀選手賞の選考で、ポイント算出上は池田勇太(23)が石川を上回っていたものの、海外での顕著な活躍を認めた特別措置で石川への授賞を決めたことを明らかにした。

 JGTOの小泉直会長は東京都内のホテルで行われた今季の国内男子ゴルフの表彰式終了後、米国と世界選抜(欧州を除く)による団体対抗戦、プレジデンツ・カップでの石川の活躍を加味し、会長権限で最終決定したと説明。「総合的に見て、私が決めた。今年の活躍を見れば、誰が見ても石川でしょう」と話した。

 表彰式の後、JGTOの担当者から選考の経緯について初めて説明を受けた池田は「今年の遼の活躍を見れば、遼の方が上。了解した」と話した。石川と最終戦まで賞金王を争った池田は最優秀新人賞を獲得した。

 石川は2003年の伊沢利光選手の8部門を上回る史上最多の9部門での受賞となった。