松山英樹(23=LEXUS)が14年6月のメモリアル・トーナメント以来となる米ツアー2勝目を飾った。日本人による米ツアー複数優勝は3勝の丸山茂樹に次いで2人目。

 首位と3打差の2位から出た松山はスコアを4つ伸ばし、通算14アンダーで並ぶリッキー・ファウラー(27=米国)とのプレーオフに突入。3ホールは互いに譲らず、決着は17番を使用した4ホール目。ティーショットを池に入れ、パーパットも外したファウラーに対し、松山はパーをセーブした。

 昨年5月から欧州ツアーも含めて4勝を挙げ、自己最高の世界ランク4位につけているファウラーとの競り合いを制した点でも価値のある1勝。シーズンはまだ始まったばかりとあって、丸山に並ぶ3勝目、さらには日本男子初のメジャー制覇へ期待を抱かせる1日となった。