鈴木愛(22)にとってはやっとつかんだ3勝目でもあった。8月上旬のmeijiカップ、2週前のニトリ・レディース、前週のゴルフ5レディースと北海道の3試合でいずれも最終日最終組を回り、優勝争いの末に3位、4位、6位と惜敗続き。その悔しさを同じ北海道で開催の国内メジャーで晴らした。この日は最終組の3組前で「チャンスは少ないと思っていたけど、3アンダー(69)ならプレーオフに持ち込めるかな」と臨んだ。4バーディー、1ボギーの69と目標スコアを達成した。

 前日に比べて風のないこの日、上位もスコアを伸ばしていると思っていた。ところが通算2オーバーで迎えた13番で順位ボードを見ると自分が首位。「急に緊張して、ショットでミスばかりして」。救ってくれたのは最も自信のあるパットだった。15番パー3で難しい2メートルのパーパットを沈め、18番では4・5メートルのバーディーパットが決まった。勝負を決めたパットを「距離的に何回やって1回入るか、の距離だった。打つ前にスコアボードを確認して、『誰より練習量は負けていない』と思ってパッティングに入ったのがよかった」と振り返る。

 負けた悔しさをはね返す負けず嫌いな性格と、地道な努力を重ねて得た2度目のビッグタイトルだった。