8カ月ぶりの米ツアー復帰戦となる石川遼(25=CASIO)は6バーディー、3ボギーの69で回り、3アンダーで首位と5打差の16位につけた。

 ホールアウト後の第一声は苦笑交じりに「よく分かんないです」。好調なパットでスコアをまとめたが、ショットのよしあしがはっきりと出た18ホールに「混乱してます。内容よりもスコアの方が断然いいなという感じがします。内容は(スコアより)もっと悪い」と歯切れが悪かった。

 ただ、連続バーディーの後、最終9番もバーディーチャンスにつけた上がり3ホールは本人も納得の内容。「明日もできれば確信に変わっていくと思う。そうなってくると、スイッチも入ってくる」とうなずく。

 昨年大会の優勝スコアは通算26アンダー。今年も伸ばし合いが予想される。「スコアは伸びるんですけど、ボギーが出にくいだけであって、うまくいかない人はバーディーが出ない。今日よりももっといい内容、スコアを目指せると思う」。バーディー合戦に食らいついていくつもりだ。