松山英樹(24=LEXUS)は1イーグル、2バーディー、3ボギーの70で回り、通算3アンダーの141で首位と5打差の21位に浮上した。

 スタートは不穏だった。12、13番といずれもティーショットを左に曲げて連続ボギーとなった。ただ、そこで崩れないのが世界ランク6位の底力。そもそも13番のボギーは、第2打でグリーンに背を向けて真横のフェアウエーに出すしかない状況だった。そこから第4打のアプローチを数十センチに寄せて「ナイスボギー」。その後も14番ではしぶとくパーパットを沈め、16番や折り返しの1番でも絶妙な寄せからタップインでパーを拾った。

 「すごく流れが悪い中で、ボギーを打たずにしっかり粘れたことが、その後4つ伸ばせたことにつながったと思う。そこは評価したいと思います」。自ら及第点をつけた粘りは5番のイーグルで結実した。12メートルはあるロングパットを沈めて力強くパターを掲げた。「(グリーンの段を)上った時点で届かないのかなと思ったんですけど、ギャラリーの(声援の)おかげで入りましたね」と笑った。

 短いパー4の7番はドライバーで1オン、最終9番パー5は2オンに成功し、いずれも2パットでバーディー。一時は3年連続の予選落ちもよぎる状況から、上位を狙える位置まで上げてきた。「久々の決勝ラウンドなので、2日間、難しいと思うんですけど、楽しんで頑張っていきたいなと思います」。練習場ではいつも通り夕方までみっちり打ち込み、残る2日間に備えた。