86年の世界ランク(WR)導入以降、初の珍事が起きた。WRトップ3がそろってメジャーで予選落ち。

 WR1位で前年覇者のD・ジョンソン(米国)は長いコースで自慢の飛距離を生かせず「僕たちのゴルフに合っているはずなのに」と嘆いた。大会前に「全米オープン史上最も広いフェアウエー(FW)。そこに打てない選手は荷物をまとめて帰ればいい」と発言して注目されたWR2位マキロイ(英国)は「ティーショットをFWに打てないとスコアにならない」とガックリ。WR3位デー(オーストラリア)も崩れ、松山がWR最上位者として決勝ラウンドを迎えることとなった。