プロ4年目の新海美優(21=広島CC)は初めての2位となり、来季のシード権獲得に向けて前進した。「最後はシードのためにしっかりとパーパットを決めようと思って決めることができた。すごく良かったです」と収穫を口にした。

 通算7アンダーの2位で最終日最終組でのスタート。前半で3バーディーを奪い、9番終了時点でトップを走るテレサ・ルー(29=韓国)と1打差まで迫った。「同じ気持ちで平常心でプレーできた」と振り返る新海だったが、雨が降り始めた後半で苦戦し、12、13番と連続ボギー。14番でバーディーを奪い返したものの、17番で第1打を大きく左に曲げて隣のホールとなる12番の林に入れてしまい、ダブルボギーとしてスコアを落とした。

 ツアー初優勝は届かなかったものの「優勝争いはいろいろなことが起きるのだなと、良い経験なりました。次は同じミスをしないように頑張りたい」と決意を新たにしていた。