女子の大林奈央(兵庫・相生学院高3年)が逆転で世界一に輝いた。首位サソウ(フィリピン)と3打差2位から出て、ボギーなしの6アンダー66で回り、通算14アンダー274で初出場優勝を飾った。昨年まで畑岡奈紗が2連覇し、日本勢の3連覇となった。男子は河本力(愛媛・松山聖陵高3年)が最終日全体ベストの67で、1オーバー6位に食い込んだ。

 大林が鮮やかに逆転した。パットが入りまくった中でも「今日はあそこが1番でした」というのが打ち下ろしの15番パー3。風に流されて左の土手を転がり落ち、アプローチもピンを10メートルオーバーした。「焦ったらあかんと思った。2打差あったんで」と冷静にパーセーブ。「4日間で3パットが1回もなかった。今までで一番無駄のないゴルフができた」と笑った。

 <各部門優勝と日本代表最高位成績>

 ▼15-18歳男子(1)ペリコ(ペルー)280(6)河本力(愛媛・松山聖陵高3年)289

 ▼同女子(1)大林奈央(兵庫・相生学院高3年)274

 ▼団体男子(1)米国563(3)日本(河本力、中島啓太)588

 ▼同女子(1)台湾569(2)日本(平岡瑠依、吉田優利)571