米ツアーで優勝した翌週に試合に出るのは初めて。会場で受けるライバルたちの祝福ぶりから優勝したブリヂストン招待最終日「61」の衝撃度もうかがえるが、本人は「(ショットの状態が)後戻りしている。いい状態に戻せるようにやるだけ」と神経をとがらせている。この日一緒に18ホールを回った谷原は「本人は疲れているはず。『素の松山英樹』は休みたいだろうけど『プロゴルファー松山英樹』が許さないんですよ。このコースも知ってるから、ホントは今日もハーフとかでいいはず。そこで頑張っちゃうアイツがいるんですよ」とみている。

 試合に向けた現状をシビアに分析する姿も、ストイックに修正点を探る練習ぶりも、1週間前と変わらない。松山はいつも通りだ。