2オーバーの61位から出た石川遼(26=CASIO)が、大きくスコアを落とし、予選突破が絶望的になった。

 出だしの難コース10番でいきなりダブルボギーをたたくと、11番でもボギーと朝から波に乗れず。14番でバーディーを奪ったものの15、17と再びボギー。前半だけで4つスコアを落とし6オーバーとなった。

 後半も1番から3連続ボギー。結局、第2日は2バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの77で、通算9オーバーとなった。

 国内ツアーのパー70では、09年日本シリーズJTカップの78に次ぐ、自己ワースト2位タイとなる77の大たたきになった。

 予選突破ラインは60位だが、順位は暫定103位まで後退。決勝ラウンド進出は絶望的だ。

 石川は「ドライバーの感じが良くなかった。大幅に修正を加えてやったけれど、スコアにはつながりませんでした。あまりにもスイングが悪すぎる。真っすぐ行く方がたまたま。やっぱり、曲がるのがたまたまにしないといけない。右股関節と、右足、手首。両方を同時に修正しないといけない」と危機感を募らせた。

 米ツアーの出場権を逃し、復活を目指して臨んだ今大会だったが「優勝争いをしたいと思っていたけれど、今の状態では厳しい」と現状を受け止めた。