悪天候によるコースコンディション不良のため、第1日の競技は中止となった。大会は54ホール短縮競技で行われる。

 6年ぶりの出場となる石川遼(26=CASIO)は「仕方のないこと」とした上で前向きに捉えた。ドライバーショットに課題を抱えており「試合の中でちょっと置きにいってしまったりとか、そういうショットが1打でもなくなるようにっていう感じなので、まずはスイングを固めていくことが大事かなと。練習の時間があるのはありがたいですね」。小平智、宮里優作、宮本勝昌、片岡大育とともに雨の中来場していたギャラリーのためのサイン会に参加した後、付近の練習場へ向かった。

 今後のスケジュールを問われると「体調がいい限りは全部の試合に出て行きたいと思っています」。すでに出場が決まっている次週マイナビABC選手権(兵庫・ABCGC)以降も参戦に意欲を示した。その後については「レギュラーの推薦をもらえる可能性が、もしかしたらあるかもしれないですけど、基本的にはPGAのレギュラーは考えてない」と説明。「100%決めたわけではない」としつつ、米国は1月に開幕する米下部ツアーに絞り、日本ツアー18年シーズン開幕後は日米を往復しながら戦っていく展望を示した。