単独首位から出た小平智(28=Admiral)は2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず、通算9アンダーの135で首位と2打差の3位に後退した。

 4番でグリーン奥からのアプローチがショートしてボギー先行したが、続く5番は第2打をピンに絡めてバーディー。折り返しの10番でボギーをたたいた直後の11番でも取り返し、2度のバウンスバックで傷口を最小限にとどめた。ティーショットを林に打ち込んだ6番では迷うことなく第2打を刻み、ナイスパーを拾う粘りも見せた。

 それでも「その(バーディーを奪い返した)後が何もできてない。流れをつかめないまま1日が終わってしまった。自分の中ではオーバーパーを打って貯金をはたいた気分」と手厳しい。開幕前、自らに課した数字は「1日5アンダー」だった。「明日ビッグスコアを出して、自分の目標スコアとの差を縮めていきたい」と切り替えていた。