男子ゴルフのダンロップ・フェニックス(16日開幕、宮崎・フェニックスCC)のプロアマ戦が15日、同コースで行われた。

 前週三井住友VISA太平洋マスターズで今季2勝目を挙げて賞金ランクトップに浮上した小平智(28=Admiral)は「このコースは難しい。木に囲まれているので(ティーショットが)曲がれば出すだけ。今年はラフも深いので、ちゃんとフェアウエーに置かないと難しくなる」と警戒を強めた。

 昨年大会は4度目の出場で初めてトップ10入り(9位)とコースへの苦手意識は払拭(ふっしょく)されつつある。ディフェンディングチャンピオンのブルックス・ケプカ(27=米国)と予選ラウンドで同組に入ったことも発奮材料。46位だった6月の全米オープンを制した選手とあって「刺激になるし、どんなゴルフをするのか楽しみ。飛ぶと聞いているので、どれくらい置いていかれるか。見て自分にとってプラスになるものを持って帰りたい」と目を輝かせつつ「(この試合で)勝ちたい気持ちがあるので、頑張りたい」と力を込めた。

 世界ランク4位の松山英樹(25)をはじめ、同10位ケプカら世界の強豪が出場し、今季日本ツアーでは最もハイレベルなフィールドが実現した。上位進出できれば、現在の世界ランク53位からマスターズ切符獲得の目安となる50位以内もグッと近づくだけに、重要な一戦となる。