賞金ランクトップ小平智(28=Admiral)は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーで今季ワーストとなる79をたたき、7オーバーで101位だった。首を寝違えた影響でスコアを崩し、まさかの出遅れ。優勝すれば初の賞金王が決まる可能性もある試合だったが、まずは予選通過へ巻き返しが必須の位置となった。片岡大育(29)谷口徹(49)時松隆光(24)が4アンダーで首位に並んだ。

 小平は「思うようなゴルフはできなかった」とうなだれた。特にバックスイング時に首の左側に強い痛みを感じるため、切り返しが早くなって自慢のショットが乱れた。スタートの10番でボギーをたたくと、後半5番パー5では「集中力を保つことができなかった」と4パットで痛恨のダブルボギーとなった。今季ツアー唯一の予選落ちなしと安定感を誇ってきたが、第1日終了時点でカットラインと5打差。「アイシングとかをして、明日に備えたい」と必死に切り替えた。