通算6オーバーの88位から出たアン・シネ(26=韓国)は74とスコアを伸ばせず、同8オーバーの89位に後退した。

 来季前半戦の出場資格は30位前後まで与えられるため、12月1日の最終日に爆発的な好スコアを出さない限り、極めて厳しい状況に追い込まれた。

 セクシー・クイーンとして日本ツアーに旋風を巻き起こしたアン・シネは「自分が求めていたプレーができませんでした。きっかけをつかみたかったけれど、それもできなかった。パットもあまり入らないし、ドライバーの距離も稼げなかった。残念ですし、とても悔しいです」と話した。

 最終日に向けては「この3日間でだいぶ打った。これも自分の実力がないから。最後は頑張ってプレーするしかない」と言葉を振り絞った。

 気丈に取材には応じたが、その後、事務所担当者と顔を合わせると、抱きかかえられたまま涙をにじませた。