14年にこの大会で3位に入り初の賞金王を決めた小田孔明(39=プレナス)が、宮里に次ぐ2番目のスコア65で回って、通算4アンダーの8位に入った。

 後半の10番パー4から3連続バーディーなど、6バーディー、1ボギーと最終日に実力を示した。「今日は腰が痛くなかった。昨日、針を打って、ロキソニンを飲んだら、(ハーフ)ターンくらいで効いてきた。痛くないといいゴルフができるね」と笑顔で話した。今年は、前半不調で7試合連続予選落ちを経験したが、後半に復調。この大会も苦しかった1年を象徴するように、最後で盛り返した。「ひどい1年やったけど、今日は良かった。気持ちの問題もあるが、体力が落ちている。オフは走ろうかな。しっかり足腰を鍛え、一からやりなおそう」と出直しを誓った。

 また、同世代の宮里が賞金王を獲得したことに「(選手会長で)いろんなことをやりながら、最終的に勝たないといけないところで勝つゴルフができるのはすごい」と褒めたたえた。