最終戦で賞金王を逃した小平は、素直に宮里優の勝利をたたえた。「優作さんには心からおめでとうと言いたい。(賞金王には)優勝しかないのに、優勝したのはさすが。賞金王争いの中にいられたことが、すごくうれしい」と淡々と話した。

 この日は出入りの激しいゴルフながら、終盤の連続バーディーでスコアを3つ伸ばし、通算3オーバーで21位と順位を上げた。この結果で、日本ゴルフツアー機構の試算によれば、世界ランク49位前後まで上昇する見込み。50位以内が出場できるマスターズへ「最後のアジアンツアーまで分からない。マスターズ出場が実現して、今年が一番いい年だったと実感できる」と気持ちを引き締めていた。