日本ゴルフツアー機構(JGTO)の表彰式が4日、都内のホテルで開催された。

 今季4勝を挙げて初の賞金王に輝いた宮里優作(37=フリー)は、最優秀選手賞、平均ストローク(70・16)、平均パット数(1・7420)、ゴルフ記者賞を獲得し、賞金ランク(1億8283万1982円)と合わせて5冠を達成。特に平均パットは昨季73位(1・8065)からジャンプアップした。「平均パットはずっと70位から80位くらいを行ったり来たりしていたので、それが1位になるということは自信になる」とうなずいた後で「数字的にはまだまだ。1・6に近いくらいまでもっていけるように。まだまだパットがうまくなりたい」と貪欲に話した。

 「やっと実感が湧いてきた」という賞金王の喜び。前日夜、逆転戴冠を決めた試合会場には来られなかった妹藍さん(32)と食事をともにした。「『宮里家の誇りだ』と言っていただいて。感無量ですね、宮里藍さんにそんなことを言われるなんて(笑い)。ホントにすごくうれしそうにしてくれて、最高の1日になったと言ってくれた。お兄ちゃんもこれくらいできるんだと見せられて良かったです」と笑みを浮かべていた。