小平智は1イーグル、1バーディー、4ボギーの72で39位。前半の15番(パー5)で9メートルのイーグルパットを沈め、終盤の7番(パー3)はティーショットをピンにぴたりとつけてバーディーを奪った。

 要所で光った小平だが「ボギーが多すぎた。1日3アンダーを目指していたから、4打も悪い」と不満そうだった。

 悔やんだのは折り返し直後の1、2番。ともに寄せの精度を欠いてボギーとなり「グリーンが硬くなっていたのに、うまくアジャストできなかった」。8番は1打目を左の林に打ち込み、四つ目のボギーとした。

 現在の世界ランキングは43位。3月末の時点で50位内ならマスターズ(4月5日開幕)の出場権を得られる。「もちろん出たいが、目の前の試合をしっかりと戦う」と自らに言い聞かせ「今年はパットの調子がいい。しっかり攻めていきたい」と追い上げを期した。