池田勇太(32=フリー)はザック・ジョンソン(42=米国)と引き分け、通算1勝1分け1敗で決勝トーナメント進出はならなかった。

 メジャー2勝の名手相手に15番まで2アップとリード。ティーショットが左のバンカーに入った16番、グリーンを大きくショートした17番を連続で奪われ、追いつかれた。最終18番パー4はドライバーで1オンを披露して喝采を浴びるも、互いに譲らずバーディー締め。「勝てる試合だった。(ポイントは)16、17だったかなと思います」と悔しさを押し殺した。

 次週はヒューストン・オープン(テキサス州)に出場した後、4月5日からはマスターズ(ジョージア州)を戦う。海外のタフなコースで得られる経験値を含め「試合の中でつかんでいくことは大切で何物にも代えられない。今週のコースだって、風向き1つで攻め方も変わるし」と連戦のスケジュールに込めた意図を強調。その上で「来週は来週。オーガスタに向けて(というイメージ)は特にないです」と言った。あくまで目の前の一戦で「今週も残せなかった」という結果を出すことに注力する。